「道」。それは私達にとって、あまりに身近すぎて、その大切さや存在すら気にもとめない水や空気のようなものです。
「道の日」とは、ふだん注目されない「道」にあらためて目を向ける一日です。
「道の日」は、大正9年8月10日にわが国で最初の近代道路整備についての長期計画である第一次道路改良計画が実施されたことを記念して、昭和61年8月10日に制定されました。
8月10日「道の日」をきっかけに、私達の生活に欠かすことのできない「道」について考えてみましょう。子や孫へ誇りを持って受け継がれていくよう、今に立ち止まらず「道」を進化させていくことが私達の責務です。
クルマ社会が定着している現代社会において、交通渋滞、交通安全、沿道環境等の基本的課題に対しては、今後、国民の意見や参加を求めながら、21世紀の社会基盤を計画的に充実させ、安全で快適な社会生活環境を実現していかなければなりません。
そのため、国民生活と道路のかかわりを国民一人一人が歴史的、文化的、社会経済的また国際的観点から思い起こしながら、道路の大切さや必要性について理解を深め、その恩恵に心から感謝し、未来へつながる資産であることを認識し、安全で安心して住める国土を良好な生活環境の創造に貢献していく気持ちをたえず持ち続けることが大切です。
そこで、国民一人一人が、国土のあり方と道路、交通安全と道路、クルマ社会と道路、生活と道路、環境と道路について考えていくためにも、また、クルマ社会を健全に発展させるためにも「道の日」を国民の祝日として制定することを強く要望してまいります。
私達の生活は、たくさんの公共施設によって支えられています。中でも大きなウエイトを占めているのが、『道路』です。道路ユーザーネットワークは、未来の子供たちに誇れるような、まちづくりや生活環境づくりに、 私たちの意見が反映されるよう創設されました。メンバーは全国各地のユーザーです。あなたと私の小さな声をたくさん集めて、市民の声として関係機関へ提言するなどして実現させていただきたいと考えています。
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